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⑤森林・里山の保全

5つの事業⑤森林・里山の保全

NPO法人「北摂里山文化保存会」
川西・黒川の「日本一」と称される里山をナショナルトラスト活動によって守り育むことにより、台場クヌギやブナ林、エドヒガンなどの植物や昆虫などに代表される生物多様性、また、現在も炭焼きが行われて「菊炭」が生産されている文化性、色鮮やかなパッチワーク状里山景観などを次世代に引き継ぐとともに、人々が自然に触れ合う場や機会の提供、自然や地域の魅力の情報発信、人やモノの交流による地域の活性化など通じて、北摂里山の人と自然が共生し持続可能な地域の創生に寄与することを目的として2018年に設立された。

森林・里山の保全
特定非営利活動法人北摂里山文化保存会、ナショナルトラスト活動の精神から、「日本一」と称される里山の根幹である川西市黒川(東谷地区)の台場クヌギ林1.7haを取得し、その保全活動を進めている。この台場クヌギ林は、地域特産である菊炭の生産材であり、歴史と伝統を支える貴重な地域資源である。本提案事業では、現在、東谷地区において同様の保全活動を担っている「川西里山クラブ」や「菊炭友の会」などのボランティア組織と連携し、全体の保全計画を効率化し、保全要員を都市部などにも広く募ることで、北摂地区全域での自然保全活動を広げていく。なお、黒川地区だけでなく、西谷地区も、環境省の「生物多様性保全上重要な里地里山」に選定されており、丸山湿原群や松尾湿原は県や市の天然記念物に指定されている。

兵庫県においても「新ひょうごの森づくり」の方針の下、「公的関与による森林管理の徹底」だけでなく、「多様な担い手による森づくり活動」を推進しており、森林ボランティアの育成や普及啓発活動とともに「企業の森づくり」も推進している。生活協同組合コープこうべも同制度の第1号として西宮市社家郷山にて里山保全活動及び自然環境学習施設を運営しており、そのほかにも複数の企業が宝塚市や川西市で活動しており、これらの企業との連携も考えられる。

現在、特定非営利活動法人北摂里山文化保存会は、里山の保全を進めるとともに、自然と人の生活の融合=里山の文化を時代にあった価値観に基づいてアップデートしていく活動に取り組んでいる。地域と都会の人々を融合し自然と人の共存する「今」の姿を作り出すために、祭りや講演会、勉強会などハードな自然保全活動だけでなくソフトな文化醸成とハイブリッドさせた活動を通じて、地域循環共生圏の連携ネットワークの中心的役割を担うものと期待されている。

次の展開としては、保全活動をルーチン化できる人的ネットワーク作りと、トレンドに乗った里山文化の発信をより充実させ、「北摂里山文化」という一つのコンテンツに昇華させることを目指したい。

関連ページ インタビュー 「NPO北摂里山文化保存会 理事長 金渕 信一郎氏」
関連ページ インタビュー 「川西里山クラブ会長   辻本 哲 氏」
関連ページ インタビュー 「妙見里山倶楽部会長 伊藤 温夫 氏 」

現在の活動と実績

保全活動への参加者数の増加

・NPO北摂里山文化保存会では、兵庫県立大学服部教授を中心に、「日本一の里山」と呼称される当該地域の里山としてのすばらしさを、広く知らしめ知的興味を充足するとともに、自然保全への参加を誘発し、もって保存会を中心とした活動人員の拡大を志向している。本年11月には「北摂里山まつり=地域丸ごと里山まつり」を主催し、地域における里山保全保存活動の主たるプレイヤーとして情報発信し、参画を啓発する。

 

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