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⑤森林・里山の保全

5つの事業⑤森林・里山の保全

NPO法人「北摂里山文化保存会」
川西・黒川の「日本一」と称される里山をナショナルトラスト活動によって守り育むことにより、台場クヌギやブナ林、エドヒガンなどの植物や昆虫などに代表される生物多様性、また、現在も炭焼きが行われて「菊炭」が生産されている文化性、色鮮やかなパッチワーク状里山景観などを次世代に引き継ぐとともに、人々が自然に触れ合う場や機会の提供、自然や地域の魅力の情報発信、人やモノの交流による地域の活性化など通じて、北摂里山の人と自然が共生し持続可能な地域の創生に寄与することを目的として2018年に設立された。

森林・里山の保全
特定非営利活動法人北摂里山文化保存会は、ナショナルトラスト活動の精神から、「日本一」と称される里山の根幹である川西市黒川(東谷地区)の台場クヌギ林1.7haを取得し、その保全活動を進めています。当該地域は北摂里山地域の中心地であり、かつ、『日本一の里山』と呼称される地域でもあります。保存会を中心に、北摂里山地域循環共生圏のベースとなる地域全体の森林・里山保全の促進を目指しています。


現在の活動と実績
環境保全活動の充実
・月一回の保全デーを設定し、計画的に台場クヌギの森の保全整備事業を推進しています。



『日本一の里山』の情報発信/ブランディング


・「台場クヌギの森」の入り口に、台場クヌギと炭焼の関係を解説するパネルを設置。ハイカーを含め多くの人々に里山の重要性を啓発するとともに、活動への参加をPRしています。






・神戸メリケンパーク(神戸市)で開催された「ひょうごふれあいの祭典(兼・ひょうごエコフェスティバル)に出展。
・2022年1月12日〜24日にアステギャラリー(川西市)で開催された「川西市内自然活動団体活動パネル展示会」に出展。
・日本展示学会の第40回研究大会(オンライン開催)のポスターセッションに参画。

祭りやセミナーを通じた仲間作り
・2019年には途絶えていた「北摂里山まつり2019」を主催し復活。2500人を超える来場者で賑わいました。

・2020年、コロナ禍のため、地域の魅力をYouTubeで配信する「北摂里山の日」を開催。
・2021年には、北摂の暮らしを伝えるシンポジュウム形式で「北摂里山の日」を開催。

保全活動への参加者数の増加を目指しています
・NPO北摂里山文化保存会では、兵庫県立大学服部教授を中心に、「日本一の里山」と呼称される当該地域の里山としてのすばらしさを広く知らしめ、知的興味を充足するとともに自然保全への参加を誘発し、もって保存会を中心とした活動人員の拡大を志向しています。
現在、特定非営利活動法人北摂里山文化保存会は、里山の保全を進めるとともに、自然と人の生活の融合=里山の文化を時代にあった価値観に基づいてアップデートしていく活動に取り組んでいます。地域と都会の人々を融合し自然と人の共存する「今」の姿を作り出すために、祭りや講演会、勉強会などハードな自然保全活動だけでなくソフトな文化醸成とハイブリッドさせた活動を通じて、地域循環共生圏の連携ネットワークの中心的役割を担うものと期待されています。

次の展開としては、保全活動をルーチン化できる人的ネットワーク作りと、トレンドに乗った里山文化の発信をより充実させ、「北摂里山文化」という一つのコンテンツに昇華させることで保全活動の促進に寄与していきたいと考えています。
併せて、北摂里山地域循環共生圏全体の仲間作りの受け皿として「北摂里山地域循環共生圏サポーターズクラブ」の創設と育成に挑戦していきます。

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