「兵庫県では、令和7年度、里山・里海の持続可能な保全・創出、人間との共生のため、次世代を担うZ世代を中心とした環境リーダー育成プログラムを実施しています。
テーマを「ひょうごZ世代 未来社会デザイン-地域循環共生圏から考える、ソーシャル×ローカルで創るSDGs+beyond-」とし、「各地域が各々の資源や特性を活かした強みを発揮しながら自立・分散型の社会を形成する」という地域循環共生圏の考え方を中心に、兵庫県の里山・里海を代表とする地域資源を活かし、未来を担う次世代から自立・分散型社会の構築を進める未来社会デザインを目指すものです。」(兵庫県ホームページより)
日本一の里山・北摂里山フィールドパビリオンは、このプログラムの「里山フィールドワーク」活動の体験フィールドとして、6つのフィールドをご案内し、コミュニケーションの場を設けました。
当日は少し風も吹く1日でしたが、幸いにも雨予報が外れ、参加者の皆様と一緒にスタッフ、団体関係者一同とも楽しく充実した1日となりました。当日の様子は以下のYouTube -4分13秒-でご覧ください。
フィールドワークの目的は、北摂里山の今とこれからを里山で活動する「人」とその活動の「現地」で交流し、里山力を活かす色々なシーンを体験体感していただくことを目指したものです。
どう活かしているのか?きっかけは?苦労したところは?これからの夢は?と広がりのある活発なコミュニケーションが休む間もなく続き充実した1日となりました。
訪問地はフィールドパビリオンを形成する以下の6箇所です。
各団体の皆様にご協力いただき、有意義な体験を共有いたしました。
(訪問順ー訪問地/お話しいただきました皆様/概略)
[里山力*文化] 菊炭本家 今西家/今西 良拡氏
ー菊炭の特性・素晴らしさ/今の菊炭/菊炭の出来るまでの詳細な工程/なぜ私は炭焼きになったのか
[里山力*保全] 台場クヌギの森/北摂里山文化保存会 理事長 金渕 信一郎氏
ー台場クヌギとは/運動場3つ/里山の現状・鹿の食害/地域の林業/復活を目指すクヌギ林の炭窯
[里山力*夢] 黒川葡萄畑/北摂ワイナリー 代表取締役 遠藤 薫氏
ースイスで始まった葡萄畑の出来るまで・今までと今、これから/葡萄酒を作ること/地域との関係
[里山力*教育] 黒川里山センター/NPOコクレオの森 代表理事 藤田 美保氏
ー住み続ける里山を作るには/子供が生まれること/今考えている地域教育・街作りへの取り組み
[里山力*エネルギー*食] 地域創生機構ウエストバリー/宝塚すみれ発電 代表取締役 井上 保子氏
ーなんでこれを始めたか/宝塚のイメージ/再エネで街作り/お金の使い方・電気の使い方
[里山力*地域活性]宝塚自然の家/宝塚にしたに里山ラボ 代表理事 龍見 奈津子氏
ー西谷知ってる?/都会にない良さ/住み続けることに出来ること/はがま知ってる?/企業連携/広報
9月27日(土曜日)には、ひょうご里山・里海国際フォーラムにて「Z世代による提言」として、今回参加の皆様がプログラムの成果を国内外に発信されるとのことですので、今から楽しみでなりません。